新年を迎えて

旧年中はみなさまに大変お世話になりました.今年もお引き立ていただきますよう精進してまいりますので,よろしくお願いいたします.

2006(平成18)年は,あっという間だった.そして今は正月である.しかし,年末年始という気持ちがあまりしない.普通の休日くらいの気持ちである.長い休みなのだから,何か計画しておけばよかったといまさら考える.温泉に行きたいな・・・などと.

(以下,重たい内容かもしれませんので,軽く読もうという方はスルーしてくだされ)
とはいえ本日は元日.今年の目標を考えている.すでに年末から考えていたことだが,

自らを静かに見つめる一年とする

ことが目標である.自分の良いところ,悪いところを自分で考えることはもちろん,周りの人からの意見も真摯に聞く(言われるうちが華ですから).そして,時間はかかるだろうけれど,直そうと努める.それをずっと続けて行きたい.さらに,私は,他者や社会と自分の関係について考えたい.自分が社会に対して何が出来るのか,他者に対して何か働きかけは出来ないのか.

社会は今の私に何も求めていないだろうし,たとえ私が消えても困りはしない.私が社会に対して何か価値を生み出せる場所があるとすれば,それは仕事以外にない.まずは,今ある仕事の場において,自分だけにしか出せないものを見つけたい.そして社会と関係を持てていることを感じることが出来るようになれればよい.


また,他者に対する働きかけ.それは,他者の価値と己の価値のぶつかり合いでもある.その他者との関係が壊れ果てても,ぶつけ合わねばならぬときがある.価値や魂をぶつけるためには,その前にぶつける相手をきちんと見つめ,自分の価値を見つめる作業が必要だ.面倒でリスクが大きくてまったく損ばかりの試みだが,それが来るときに備えたい.