愚痴る

昨日の議事録のまとめを完成させて,上司に送付する.昨日の打ち合わせで依頼を受けたことを,全体の取りまとめ者(K)に伝える.その様子を述べると次のような感じである(問題にならない範囲にぼかしをいれておこう).

私「この資料について次のような要望がありました.いくつかの点は本編に載せて,それ以外は参考資料や補足資料という形で本編以外に載せてほしいそうです」
K「だめ.そういうことはしないと全体のとりまとめで決まっているから」
私「うちの分では,そういった依頼がありましたので対応できませんか」
K「だめ.そこだけ対応したら他も対応しないといけなくなる.それに,それは今回の業務の対象じゃない.それはお客さんとも合意ができているはず.あくまでもそこの分での依頼だから.OKしたんじゃないやろ?」
私「OKはしてません.ただ,向こうはやってくれると思っているように感じます」
K「そんなんしらん.後はお客さんが向こうでやったらええねん」

とまぁ,なんかうやむやで消してしまおうという感じがミエミエである.確かに,OKしたことを議事録に残していれば作業が発生するだろう.OKとも言わず,議事録にも残さなければしないという姿勢は,間違っていないだろう.とはいえ,お客さんと信頼関係を築いて,次の案件へとつないでいくことを考えれば,こういった対応はいけないと思う.やらないなら,やらないことをきちんと伝える.それで合意が得られないなら相談するべきである.

この場合だと,お客さんの中で全体のとりまとめをしている人とは合意できているが,現場レベルの方には伝わっていない.今回の打ち合わせは現場レベルの人とだったので,そのとりまとめとの合意についてきちんと説明すべきだったと思う.もしそれでもどうしてもというなら,お客さんの中で相談してねとは伝えるべきだった.

こういったうやむやな対応が通ってしまうのは,リピーターといったことをあまり考えなくてすむ公共の性なのだろうか...これは,業界に漬かっていて慣れた風習なのか,客によって使い分けているのか,上司はどちらの人物かは不明である(私の印象では,後者な気がする).

こんなことを愚痴ってしまった.いけねぇ,ただひたすらに"Yes, Sir"でいこうとしているはずなのに反省である.