交通博物館

交通博物館

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秋葉原駅の電気街口からまっすぐに西へ行くと,中央通りに出る.いわずとしれた秋葉原の電気街がここには広がる.駅前に一種変わった人たちが多く見られる.しかし,どの人もこれから自分の好きなもの,興味あるものを見に行こうと興味津々な顔である.


さて,私は今日秋葉原に来たわけではない.これらの人々とは別の方向へ向かう.中央通りを南に橋を渡ると,須田町交差点にでる.ここは関東大震災前までは非常に栄え,東京のターミナルという程で万世橋駅といった.そのころは非常に立派な駅舎(今の東京駅によく似ている)が立っていたが,震災で壊れ,その後交差点の位置が変わり衰退していき,とうとう駅はなくなってしまった.そのすぐ横に今回行く交通博物館はある.


この交通博物館は明日5月14日をもって閉館する.といっても鉄道関連は鉄道博物館として2007年10月14日に埼玉県大宮市に開館する.この閉館前に見に行こうと思い立ったのである.


さて,来てみると,雨の日にも関わらずすごい人である.最終日の14日にこなくてよかったと思う.やはり子供連れが多く,もちろん鉄道ファンらしき人も多い.それだけではなく,カップルや,昔を懐かしんでなのか年配の方も夫婦でこられている人が多い.たまたま,車両の模型(写真の車両)を見ていると横にいたおじさん(おじいさん)が声をかけてきた.「昔これによく乗っていたんだよ」と.「当時は,ドアモーターがなくて駅にたくさんの駅員がいて手で開けていたよ.」と懐かしそうに話してくれた.


ここには,電車でGO!(TAITO社)のような鉄道シミュレータがいくつかある.どれも子供でいっぱいである.やりたいとは思ったがやめておく.この人いきれに疲れたお母さんがまだ見たいという子供に切れてしばいていたり蹴っていたり...さらには放置する親まで・・・ちょっとひどいし,見ていて気持ちよいものでなかった.


ここは鉄道がメインではあるが,車,バイク,船,飛行機まで乗り物なら何でもあり楽しい.ゆっくり見ていることはできなかったが,一通りみて非常に満足.