研修

私の研修はまだまだ続きます.
4月頭から1週間弱,六本木ヒルズで全社の同期と一緒の集合研修.なんと1000人以上.採用予定人数は750人だったのに,辞退者が思ったよりも少なくそんな形になったといううわさがある.
それが終わると同じ事業分野(分野ごとにグループが分かれている,ちなみに私は情報・通信グループ)の人々と研修.ここのレベルになると120人強.この人たちと講堂で2週間ほど研修したあと,今までのIT知識に基づいてクラス分け.
このクラスで5月一杯技術研修やビジネス研修を受け,その後JAVAによるプログラミング実習が7月くらいまで続く.


これらの一連の研修が終わるとようやく配属先へ赴任して仕事したと思うやいなや,次の実習.「モノ作り実習」と呼ばれ他の事業部へ修行へいく.それが半年〜1年半(人による)が続く.それが終わって帰ってきて仕事やな!と思ったら,とたんに次の研修.もちろん仕事が入っていればそれも平行していかないといけないという大変な状況になるらしい.徹夜ということもあるそうな・・・仕事と研修が重ならないことを祈るしかない.


さて,そんな研修ですが,今日はマーケティングの基礎とUNIX/LINUXの使い方.UNIX/LINUXの使い方は今回は本当に初歩的なことだったので割愛.
マーケティングの話はとても興味深くて面白かった.顧客志向の大切さ,でもまだ十分に浸透していない会社の様子.その端緒を講師は見せてくれた.この講師の方は,会社の上層部の人にも研修をしているらしい.だから,私らよりも会社に対する理解は深そうで,その一部が聞けただけでもよかった.マーケティングに関しては技術や方法論の話よりも,顧客のことをどれだけどういう風に考えるのかを,ケーススタディを通して考えるというもの.他の講義でも同じようにケーススタディを結構やっていて,就職活動中のグループディスカッションのようである.


マーケティングの講義で提示されたこと.
業績を上げられなければ利害関係者に不利益になる.では利害関係者とは?
私が考えたのは,
株主,銀行などの融資業者,顧客,地元住民,社員,取引先,提携先
さらに聞いて納得したのは,国家.なぜなら税収が減るから.
ちなみに,マーケティングは,
「価値を創造し提供し他の人々と交換することを通じて,個人やグループが必要とし欲求するものを満たす社会的,経営的経過である.」(P.コトラー)だそうである.


マーケティングの基本要素は4つ(4P).
1.製品(Product)
2.価格(Price)
3.チャネル(Place)
4.プロモーション(Promotion)
これを的確に組み合わせて考えることで目標達成ができる.そのためには市場のニーズを的確につかむ必要がある.


またマーケティングを行ううえでよく用いられる手法についても学んだ.そこで使われた例が面白かったので紹介しておこう.
まずは,紹介された手法を.
1.探索・学習型アプローチ→XYZ公式
2.バランススコアカード(BSC)
3.ドライバ分析

1.Zのために,Yによって,Xするシステム
ということを考える.面白い例はこれ.結婚とは?というお題で先生が出した面白い例
X=頭のよい子供を作る
Y=IQの高い女性と結婚することによって
Z=社会貢献するために
ちなみに,友人を見ていて感じたそうです.

2.複数の視点から指標を設定して中長期的に発展することを考える手法
3.成果をあげるために必要な要因(コスト,収益獲得,価値の創造)を分析する手法