研修とは

我輩が入っている会社は,研修が長い.今は,試用期間であるが今月末に正社員になれる.そこからもまだ研修が続き,なんと2年間研修が続く.7月末までは同じ業務グループの人たち(120人くらい)と研修のみが行われる.これは今までの経験や知識に応じてクラス分けがされて行われる.その後は業務にも多少携わりつつ,研修も行われる.


今は,技術的な研修が続く.演習がメインになっている.私の業務を考えるとプログラミング言語を用いる開発はタッチすることはほとんどない.とはいうものの,システム開発のための方向を決めるために必要になる.しっかり勉強しておきたい.


研修内容についてどこまで一般に公開していいのか,正直わからない.どのようなカリキュラムでやっているのかということは,企業秘密になるようである.なぜならカリキュラムをみれば,その企業がどこに力を入れ,あるいは入れようとしているかわかるからである.とはいうものの,他社の研修内容を聞く機会があったが,どこも同じようなことをしている.それは確かに,開発に利用する言語がCOBOLJavaが多いのだから,それを学ぶことは当然である.これは企業秘密かもしれないが,公然の秘密だろう.ただ,その言語を用いてどのような演習をするのかは企業秘密かもしれない.


そんな長く続く研修だが,この間に何も会社に利益を落としていないが給料が出る.一人20万円/月払うとして,同じ業務グループだけで120人.単純に毎月2400万円.年間給料のみで2億8800万円かかる.これだけのお金が研修ばかりの新人に費やされる.もちろん,それ以外に研修費,ボーナス(寸志)金なども入れるとさらに増える.
よくこのお金は,新人に対する期待値なんだといわれる.さて,私はこの期待にどれだけ応えることができるのだろうか.