「江戸文化歴史検定公式テキスト【初級編】大江戸見聞録」,江戸文化歴史検定協会,小学館

大江戸見聞録 (江戸文化歴史検定公式テキスト (初級編))
今年から始まる江戸文化歴史検定.その公式テキストである.受けようか悩んでいたが,受けないことにした.その理由はこのテキストを読んだだけでは合格できる気がしなかったから.

京都観光・文化検定ではテキストが丁寧にまとめられていて読んでいて楽しいしわかりやすいかった(間違いが多いことが問題になっていたけれど,おかげでより正確な情報が手に入るようになった).このテキストは,内容が江戸時代の人が町を案内してくれるという物語風になっている.そのため,町を歩きながらの説明となってどこに何があるかは分かりやすいが,一つ一つの場所の説明や,全体的な説明が不足しているように感じた.特に,江戸の風俗や生活についての説明はあまり詳しくない.
検定試験の申込書に掲載されている例題によれば,そういったところも出題されるようなので,そこまで今からフォローできないなと感じた.今までの知識で何とかなる部分もあるだろうが,一度目の出題傾向をみて受けてみるか考えてみたい.


東京にはほかに「東京シティ検定」がある.こちらの受験も考えてみたい.こちらにも公式テキストがあるようなので,内容によっては買ってみてもいいかなと思う.