「阪急電車」、有川浩、幻冬舎

阪急電車 (幻冬舎文庫)
地元ではよく乗っていた、阪急電車。懐かしく思い読んだが、面白かった。章のタイトルは今津線の駅の名前。電車で出会う様々な人がそれぞれの駅や車内で紡ぎ出す物語が暖かい視線と共に描かれている。読んだあとに気持ち良い、さわやかな気持ちにさせてくれる小説だ。

高校生、大学生、中年、さらには孫を連れたおばあさんの物語まで。一度にいろいろな年代の思いを読め、得した気分にもなった。