「「なんでだろう」から仕事は始まる! 」、小倉昌男、講談社

「なんでだろう」から仕事は始まる!
仕事に関する基本的な気持ちの持ち方を分かりやすい例で教えてくれる、そんな本だ。ヤマト運輸を様々な障害を乗り越えて大きくさせてきて、今なお良いサービスを提供しようと進化している会社の状態を作った方がまとめられた本だと思う。

志を持って仕事をする。嫌いな仕事でも何かポイントはあるはずだ。それを考えぬき、自分の仕事にすることの大切さが書かれていた。

また、自信を持つことと謙虚になること、今の判断は常に将来を見つめて行うことと一歩ずつ今を実直に積み上げていくことというまさに中庸の考え方が2つ示されていた。このバランス感覚を鍛えたいと思う。どうすればいいのか、それが考えどころだし、まだまだ僕にとってはわからない。これから、上司に怒られながら、もっと修行していかないといけない。最近、怒ってくれる上司もいない。自分は成長しているのか、とまっているのか、まさに海に漂う枯れ枝のように心もとない。