「The Goal」,エリヤフ・ゴールドラット,ダイヤモンド社

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
ベストセラーにもなった.ずいぶん以前に買ったのにまだ読んでいなかったので,読み始める.小説仕立てで読みやすい.工場の業績が上がらず納期も大幅に遅れる始末.3ヶ月で改善できなければ工場を閉鎖するという最終通告.それから主人公が工場の全体最適に関して悩む.物理学の教授(著者の仮想像だろう)に偶然会ったことから,彼にヒントをもらいながら,スタッフと共に考え改善されていく.それまでの常識を覆すような考え方で,反発や意見の相違があるも議論を通して統一意見をつくり実践していく.そこの話し合いがわかりやすくて面白い.冗談も交えながら議論をするのは流石である.