卒論提出日,学会原稿作成

2人の卒論をチェックしながら,自分の学会原稿も書く.
ついこないだまで余裕すら見せていたB4たちだったが,それは真っ赤なうそであることが判明…もっと早めに本腰入れてやりましょう!
少し前に,暇そうにしているので,「もうできたんか?」と聞くと「先生に出したから,することないです.」って…
「いくらでもあるやろ!自分で読み返して直せよ」って,まじで呆れました.


結局,修正しろといっておいたところは修正されず.医学書の書き写しをしているらしいが,ここは工学系なので医学書の書き方はあまりなじまないと思う.医学書でも特に薬理学や生理学には数学的モデル使っているところがあるけれど,あれらの説明って結構いい加減だからね.用語の使い方も無茶苦茶なところがある.だから,「私の卒論なんかを見て直せ.」と言いましたが,「コピペしちゃまずくないですか」って.「あなたも医学書のコピペしてるでしょ!」.せっかく,先達の推敲された文章がすぐそこに転がってるのに利用しないなんて...代々何度も修正されてきた文章なので,絶対そっちのほうがいいと思うがね.


という自分はどうだったんかというと,自分の卒論の原稿を見ました.2週間前にはだいたい形になっていて,先輩にみせていたおかげで,最後のは第6稿って書いてあるが,ほとんど修正が入っていない!「あぁ俺ってあのころこんなに早く書いてたんや」と振り返ると,今回の修論なんてひどいもんです.卒論では,原稿は早めにできていたけれどシミュレーションをやり直したりして結構ぎりぎりまで訂正していた.


そして誰もいなくなった(except 先輩)研究室で,一人原稿書き...とりあえず完成.本文はちらっと読み返して先生に提出.先生に原稿を提出するときに気づいたが,英語むちゃくちゃになってる...vital signsが vital singsになってるし,「歌ってるよ!おぃ...」."a patients"っておかしかないですか?"memory"が"momory"に...苦笑いしてしまった…
自分:「英語,無茶苦茶ですね...」
先生:「momoryって(笑),いくつもあるな,あはは」
ってさ.直す気力すら残っていないので,とりあえず帰る.
16時くらいに寝て,電話で気づいて起きたのが23:30...爆睡でした.


この1週間は,つらかったけど,がんばったと思う.修論は何とか自分で全て書けたし,差し替えも「序論,結論」がまとまり悪いのと書き足りていないところがあったのと,図と本文の整合性がとれていないのを修正したくらいだった(もちろん,言い出したらきりがないだろうけど).英語のアブストラクトは,自分でとりあえず書いたが,英語の文法ってよりも内容をもっときちんとまとめて書くようにという指令がでていたが,先輩がだいぶ書き直してくださいました.後で見たら,一応自分で書いた名残は留めていてよかった…


話は戻るが,卒論前日の泊り込みの際に,隣の研究室のM2と廊下で遭遇する.当然,「どんな感じ?」みたいな話になる.一緒に遊べるかと思いきや,そんな状況ではないらしい.「まじでやべい!」と言っている.「うちもです・・・」.
翌朝,隣の研究室のM2が帰るところに遭遇.「自分の修論より大変だった」とのこと.お疲れ様です・・・.自分が帰る時に,隣の研究室で残っていたM2の人に会う.それによると,
自分の書き方を曲げない人がおったそうな.人に伝えようとする文章を書かないそうである.それってまずいわな.


論文は,人に伝わって何ぼのものである.そのために,だいたい書き方にはルールがあるし,それを守って書くように努めるべきだろう.だからこそ,「理系文章技術」みたいな書籍も多数売られているし,どの論文でもスムーズに読むことができる.って偉そうに言ってるように見えるかもしれないけれど,自分も十分できているわけではない.しかし,ここは直せと言われれば,直す.自分より圧倒的に多くのものを読んできた先生や先輩がいうんだから,間違いなかろう.もちろん,「自分ではこう思うからこう書いた」と主張することはあるが,議論をして直す.そういうのが大事だろうと思う.


隣では昨日&今日,教授は触れるのも怖いくらいだったそうである.「あんなにマジギレははじめてみた」とのこと...彼は,来年のB4はもっとひどくなるかもと心配していた.今のB4には,来年こそ自分たちのことを教訓として,こんなことにならぬように早めに新B4に注意していってほしい.


あとは最終の嵐,「試問」が残っておりまする.