鎌倉ツアー

鎌倉に住む同期の案内で鎌倉ツアーへ.寮の人々4人と共に総勢8人.
まずは東慶寺へ.江戸時代には駆け込み寺として有名であった.駆け込み寺とは,離婚したい女性がこの寺に駆け込むと離婚が成立するというものである.当時は,男から三行半を出すことで離婚することしかできなかったため,女性からの離婚の方法であった.しかし,実際の利用率はそんなに高くなかったようである.つまり,江戸に住む町人の女性は強かったのである.自ら離婚することは出来なかったが,三行半を書かせることはできる.いつの世も女性は強い.


次に行ったのは浄智寺.恵比寿さんの像がある.お腹をなでるとご利益があるそうである.みんなで恵比寿さんを中心に写真を一枚.


昼食をとったお店は,一階が陶器を売るお店である.古い木造の建物であった.店の人に聞くと,飛騨から移築したものだそうで,飛騨で110年,鎌倉で20年もたっているそうである.少し高いところにステンドグラスのようなガラスが壁に嵌め込まれていたり,梁の端がおもしろく彫刻されていたりおもしろい建物である.


次に向かいしは,明月院.たくさんのアジサイが咲き乱れている.青,赤,白.色とりどりで美しい.ここにくるころから雨が降り出す.じっくりと見とれる.


さらに円覚寺へ.本来の目的はここで座禅をすることであったらしい.私は知らなかった...でもやりたいと思った.残念ながら時間に遅れて参加できず.円覚寺を見ることにする.一度きたことがあるので,再訪である.


明月院の奥にあるカフェへ.笛で有名なカフェは8人という大勢には対応してくれず.その手前にある目立たないカフェへ.ここでまったりとした時間をすごす.


ここから鎌倉駅へ歩いていき,鎌倉在住の子がよく行くという寺へ.その寺の山門を入ってすぐ左にあるギャラリーへ入る.たまたまやっていた個展.非常に気に入りました.画家の名は,亀山和明さん.七里ガ浜で2年ほど毎日絵を書いているらしい.絵の下にはられた文章が心に残った.気に入った絵があったので,その絵葉書を購入.こういう何気ない場所にギャラリーがある.そんな鎌倉がいいです.


もう夕闇ではなく夜の帳が下りるころ,寺に到着.普通の寺です.でもなんだかとても気持ちよい.思い思いの格好で何も話さずそれぞれがそれぞれの時間をすごす.普通静かにじっとしていると時間って長く感じるものだが,ここでは短く感じた.ここに住まう猫と戯れる.私のかばんの上に座るので,抱いてひざの上へ.これが間違いでした.そろそろ下ろしたいなと思って持ち上げようとすると,「ニャ!」といって噛もうとするのです.2度ほど挑戦してあきらめ,半ば強引に下ろしました.猫よ,すまんのー.


この後のみへ行って,一部の人はオールするも私は帰宅.歩きつかれたけど,気持ちよい疲れでした.案内してくれた人よ,素敵な時間をありがとう.また,鎌倉へまかりこしたいと思います.