猪苗代,会津若松


23日は,会津若松から郡山間でSL「SL磐梯会津路号」が運転される.これに乗りたいと思い,あわせて会津若松を観光しようと思い切符を用意していざ出陣!


実は,SLは8月にも運転されていた.このときに絞って切符を用意していたが,急な出張で延期していたのだ.満を持しての会津行き.


私にとって会津は決して遠い国ではない.会津といえば白虎隊,松平容保新撰組蛤御門の変.後ろ3つは京都とも非常に縁がふかい.松平容保京都所司代をしていたときに本陣にしていたのは黒谷・金戒光明寺.これは私の通っていた大学のすぐ近くである.何度か見学に行き,その寺の墓地の一番奥に幕末の戦争でなくなった会津藩の人の集合墓地と記念碑がある.そこで手を合わせた経験がある.ようやくこれた感じがする.


上野から東北新幹線で郡山へ.磐越西線(バンエツサイセン)に乗り換える.ここで猪苗代で途中下車する.ここは野口英世の生誕の地である.行く前に少し調べて知った知識を使って降りた.以前はガイドブックを買って事前に結構色々調べて案を練って旅行へ行っていたが,最近は簡単に調べて現地で観光案内所に飛び込むことが多くなっている.なんでだろう?


猪苗代,駅前には何もない...野口英世記念館行きのバスもでたところ...歩いていくのか?と思っているとレンタサイクルが目に付く.早速借りる.しかしこのチャリはあまりよろしくない.後輪空気かなり少ない.2段変速ついているが,変えても変化なし.


駅から20分くらい走って野口英世記念館到着.歩かなくてよかった・・・喜多方ラーメンを食して見学.彼の偉大さを改めて感じた.生家がそのまま保存されていることも驚きであった.茅葺なので葺き替えが必要になるがそれが大変なためだろうか.生家の上に大きな鉄骨の屋根がついている.


このあと,天鏡閣,迎賓館まで足を伸ばす.結構遠かったな.天鏡閣は以前は宮家の別荘.明治時代の風格を残す洋館で興味深かった.さらに,すぐ近くにある迎賓館は大正時代の宮家の和風別荘.建物の中には入れないが,庭園からの猪苗代湖の眺めは格別だった.風が強いのは困ったが,気持ちよかった.


そして,今日のメインイベントSL乗車.結構込み合っているし,各駅でイベントしたりと停車時間が長い.その分,SLを間近に見る機会も多いってことで楽しむ.煤煙が目に入って痛かったです...そのときにとった写真が上のもの.SLから磐梯山を望む.すでにここらは芒が生え,蜻蛉が群れをなし,田は稲穂が黄金色に.もう刈り入れを待つばかりです.もう秋支度が整っています.



郡山で折り返し夜に入って会津若松到着.何か盆踊りのような音がしている.気になるので行ってみると,なんと会津まつりだそうな.9月23日は維新時会津が降伏した日らしい.それを祈念して踊るまつりだそうである.真っ暗な町でここだけが明るかった.そのあと夕食の場所を求めさまようがなかなかみつからず.やっと見つけて入った店のおばちゃんに会津まつりや会津のことを色々教えてもらえる.なんでもお店のHPはおばちゃんの手作りだそうで,少し照れながら言っておられるところがかわいかった(年配者に失礼ですね…).
ちなみにアドレスは,http://www.aizu-kuishinbo.comである.