「考具」,加藤昌治,阪急コミュニケーションズ

考具 ―考えるための道具、持っていますか?
ずいぶん昔に買っていましたが,ようやく日の目を見ました.アイデアを考えるためのいろいろな道具の使い方を教えてくれます.キーワードとしては,カラーバス,ちょいメモ,七色いんこフォトリーディングポストイット,マンダラート,マインドマップ,アイデアスケッチ,連想ゲーム,オズボーンのチェックリスト,ブレーンストーミングetc.会社でアイデアを出す課題があったので,早速マンダラートを使ってみました.


マンダラートは,曼荼羅からきています.3x3の升目を用意します.中心にアイデアを考える元ネタを書きます(たとえば「冷蔵庫のデザインについて」とか).そしてその周りの8つのマスにアイデアを書いていきます.人間は升目があると,全部埋めたくなるもの.これで8つのアイデアを出せます.いくつかのアイデアを書いて,ひとつのアイデアをもっと深めてみたいと思えば,さらにそのアイデアを中心に同じように升目を用意して書くことができます.これって仕事で作っている,機能構成図によく似ている.


このように,アイデアの元となる情報を集める方法,アイデアを出す方法,まとめる方法を書いています.博報堂でやってこられている方が筆者というだけあり,これは使えそうと思うものが多かったです.アイデアのセンスを磨いていきたいと思いました.