「なぜ、セブンでバイトをすると3カ月で経営学を語れるのか?」、勝見明、プレジデント社

なぜ、セブンでバイトをすると3カ月で経営学を語れるのか?―鈴木敏文の「不況に勝つ仕事術」40 (プレジデントブックス)
タイトルと内容に少し食い違いがある。しかし、内容自体はなるほどそのとおりで、面白い。
・顧客のニーズに応えることは、顧客が飽きる商品を提供していること。だから、日々供給し続ける不条理との戦いだ。
・「顧客の為に」ではなく「顧客の立場で」考える。
・顧客はわがままで多くの矛盾を含んでいる。だから矛盾を共感できる方法で解消してくれると、店に足を運んでくれる。
・顧客は価値を買いたい。重要なことは価値を比較できる基準が示されていること。
・マニュアルがあってもどこかで感覚や価値観のズレが生じる。だからマニュアルに頼らず、ミーティングによるダイレクトコミュニケーションをたいせつにする。

当たり前のように思えるのだが、なかなかできないこと。わかり易い例で述べられていて、頭の片隅に残りやすい。