「他人を見下す若者たち」,速見敏彦,講談社

他人を見下す若者たち (講談社現代新書)
自分も若者の一人だが,「どのように受け止められているのか」気になったので買ってみた.社会的な要因,子育ての変化,他人と関わりの少ない遊び,など要因が述べられていた.人はどう思っても,だれも注意してくれない場合がほとんどだ.言ってもわかってもらえない場合が多いからだ.だから,自分で気付くしか方法はない.では,自分はどうなのか,考えて見るいい材料になった.自分をきちんと見つめることの大切さを感じた.

少し違う話かもしれないが,自分を見つめることでひとつ会社で「成果報告会」で発表した.これは,入社から2年間の成果を発表する場だ.2日間,ほぼ徹夜で指導員に相談しながら作った.最初は,すごく自分が以下に大変だったかという苦労話を書いたものだったと,今振り返れば感じる.それを伝えても,「そう,大変だったね」としか聴く人は感じないだろう.すると,自分の伝えたいことが伝わらない.しかし,この推敲した2日間で,発表資料の作り方が大きく変わった.より客観的に自分を見つめることができるようになったと思う.「なにを問題だと感じて,どのように対策をとって,その結果どうなったか」をきちんと伝えることができた.それは,聴いて下さった方からのコメントをきいて,伝わったと感じることができた.発表の後,指導員,上司と聞いてくれた先輩と飲みに行った.伝えたいことが伝わっていてよかったと言葉をいただいた.とてもありがたく思った.恵まれた職場だと思った.